ガラスのお医者さんの患者さん達
2026/02/22
ガラスのお医者さんで治療した患者さん達。

辻医院長が担当したグラスは、旅先で求めた大切なグラスだそうで、今日遠く静岡から来院されました。
破片が複数になると接着時に保持するのが難しく、一気に難易度が高くなります。
医院長は苦心していましたが、その様子を患者さんがご覧になって
「あんなに大変だなんて!」
と、申し訳なかったと仰りながら、喜んで受け取られていました。

動物のガラス細工は、足や耳など、端っこが折れやすいですね。
でも、破片がちゃんと残っていれば、接着だけで元通り飾れることが多いのですが、今日のダックスフントは、曲がった耳が小さくて持てないので、生島先生はかなり苦労していました。

脚が取れたフクロウは、やはり接着面が極狭で田中先生が悩んでいたので、皆でカンファレンスを行い1番合った治療法を決めました。
受け渡しの時、このフクロウはおばあちゃんが孫ふたりに買ってくれた思い出の品で、ずっと片脚でなにかに寄りかかって立っていたそう。
再び自立するようになって、とても喜ばれていました。

私は2つに割れたアロマオイルを入れるボウルと、いつもお刺身を載せて使っているというお気に入りの大皿の治療を。

どちらも破片がピッタリだったので、安価に早く治療ができました。
釣りが大好きで、浜松から西伊豆町へ移住したと仰るご夫婦で、船も持って釣り三昧の日々だそうです。
「西伊豆、本当に良いところですね!」
と何度も仰っていただけて嬉しかったです。

「短冊が取れた」
と、宇久須キャンプ場から持ち込まれた私のサザエ風鈴は、風鈴を作り始めた20年ほど前のもので、
あぁそうだ!当時天然の貝をつけてたなぁ
と、とても懐かしい。



だから糸やパーツも劣化していたので、全部取り替え、短冊にはサザエのハンコをレジで押してもらい、新品同様に戻しました。

1番最初に持ち込まれた富士山のタンブラーは、亡くなったばかりのご主人が、息子さんから贈られて大切にしていたものだそう。
「割れた部分を切り取って欲しい。」
との事でしたが、とっても薄いグラスだったので、削る時に振動でもっと割れる可能性がある旨お伝えしたら、
「最悪、富士山のペーパーウェイトになってもいい」
と仰ったので、今回はこのグラスだけ生島先生が持ち帰り入院となりました。
皆さん笑顔でお帰りになる度、我々も笑顔で
「お大事に」
と笑顔でお見送りしました。
誰かにとっては割れたガラスでも、誰かにとっては大切な思い出の品であったりします。
その想いをできる限り汲んで、ベストな形で残せる方法を一緒に模索するのが、我々の考える「ガラスのお医者さん」像です。
⋆͛📢⋆テレビ静岡さんが夕方のニュースで取り上げてくださいました
https://youtu.be/XBbLt6qYbkQ
15時に閉院後、西伊豆硝子舎の定例会を行い、来年度の活動に向けて色々と知恵を出し合い、夕方解散となりました。
#西伊豆硝子舎
#ガラスのお医者さん
#町おこし
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